1.はじめに
東京都より2006年12月20日設立認可➡15年経過、内閣府「NPOホームページ」で紹介掲載中。
NPO標準医療情報センターウェブサイトの一般ユーザの皆様に対して、感謝を表す一環として、サイトへのアクセスから得た一般的情報の詳細をフィードバックすることにより、よりサイトを充実させ、好循環を生み出すことを目指す。
2.状況分析
2020年4月7日緊急事態宣言「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東京・神奈川・埼玉・千葉と大阪・兵庫、福岡の7都道府県を対象区域に指定し、期間一カ月を」、「国民生活や経済に影響を及ぼす恐れの事態が発生した」と安倍首相が発令を表明した。
この宣言前月、3月と後月、5月の一般ユーザの人達のアクセス状況にどの様な変化があったのか、大掴みで、ABC分析と散布図分析を併用し、際立った差違が発生している。 具体的には、2020年のアクセス数が3月7,411人から5月に26,880人と3.6倍に急増しており、この傾向は現在も継続中である。7月には34,032人と4.6倍と増加中、8月は34,624人と4.7倍と増加継続中。
3.課題分析
外出することが大幅に減り、自宅やオンラインワークでPCに向かう機会が急増し、一過性ではなく、常態化しはじめている。このような状況下、無料のネット・サーフィングでNPO標準医療情報はアクセスした一般の人達が、①ユーザの個人情報を収集、②物販やサービス販売を一切戸行わない、③純然たる社会貢献の情報提供サイトとして、疾病の標準医療情報を15年にわたり継続的に提供した事実が世の中に浸透し始めていると推察するのは、ごく自然であり、合理的である。
4.第一回の一般のユーザへの第フィードバック情報まとめは以下の通り
添付表(◎‐3AB)を参照。
- 5月基準に3月と比較すると疾患別上位5の順位は同じである。但しアクセス数の増加は大きな変化がある。具体的には、3月に比べ、全体で平均3.6倍増加
- 1位の心的外傷後ストレス(PTSD)は5.8倍に急増、2位の急性上気道部感染症は4.3倍と平均より大幅に増加
- 5月の上位疾患6位から10位までについて、3月の上位6位から12位までに入っている。
- 5月上位疾患11位から25位まで、3月の25位までに入っていない疾患は以下の5疾患:
15位統合失調症、21位急性白血病、22位脳出血、23位前立腺がん、24位摂食障害である。
- 疾患別ユーザ数と頁別平均滞留秒数の相関関係について、散布図と回帰式を使い分析すると
- X軸に疾患別ユーザ数、Y軸に疾患別平均滞留秒数をとり、分析すると有意水準5%で見ると、
・正の相関関係が成立することが分かる。
注)簡潔に「有意水準5%」ということは、ある仮設が正しいかどうかの判断をするために立てられた仮設で、例えば『コインを20回投げた時、14回表が出たコインは歪みが無いかといえるか』という問題に対して、「コインに歪みが無い」という仮説にあたります。反対=対立する仮説を対立仮設という
・有意水準を5%で=0.05に設定すると100回に5回以下しか起こらない事象、もしこのようなまれな事象が起こったら、偶然起こったものではないとする」という意味である。 - 3月と5月に正の相関関係が上位25の疾患において、成立している。即ちこの範囲で、疾患別ユーザ数(x)が増加すれば頁別平均滞留秒数(y)が増加することを意味する。
添付表(◎―3A、◎‐3B)を参照ください。
3月の回帰式は:y=0.19x+198.22
5月の回帰式は:y=0.19x+197.95
上記二つの一次方程式で傾きが同じで、定数もほぼ同じの数式が成立している。
- X軸に疾患別ユーザ数、Y軸に疾患別平均滞留秒数をとり、分析すると有意水準5%で見ると、
おわりに
今後も定期的に、NPO標準医療情報センターウェブサイトにアクセスされる一般ユーザの皆様に、サイト利用をデータ的にフィードバック致したく存じます。このフィードバックにより、より身近な健康・医療の我々のサイトを活用してくださることは、サイト運営者一同にとり、大変嬉しく存じます。
(2020.10.10)
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