《資料》厚生労働省難治性疾患克服研究事業 消化器系疾患調査研究(難治性膵疾患)
    作成の難病情報センターホームページから引用

急性膵炎の重症度判定基準

予後因子(1) ショック、呼吸困難、神経症状、重症感染症、出血傾向、Ht≦30 %、
BE≦-3mEq/L、BUN≧40mg/dL (またはCr≧2.0mg/dL)
各2点
予後因子(2) LDH≧700IU/L、PaO2≦60mmHg、Ca≦7.5mg/dL、
FBS≧200mg/dL、TP≦6.0g/dL、Plt≦10x104/mm3、
PT≧15秒、CT Grade≧Ⅳ
各1点
予後因子(3) SIRS診断基準の陽性項数≧3 2点
年齢≧70歳 1点

 予後因子(1)が1項目、あるいは予後因子(2)が2項目以上陽性のものを重症急性膵炎とし、重症急性膵炎例では、予後因子(3)を含めた各予後因子の陽性項目の点数の合計を算出し、それを重症度スコアとする。重症度判定は原則として入院48時間以内に行い、以後、経時的に検索して行う。